足ることを知らず

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That much I know

イギリス5chの海外ドラマ番宣が面白い。




海外ドラマそれぞれのキャラクターが"This much I know"をキーワードに
番宣をするという面白いもの。

僕の大好きなHOUSEもこの番宣に含まれていました。



"If you are dying , suddenly everybody loves you."

Dr. Gregory House

実はこの考え方ってすげー日本的だと思うのですが。
「去る者は偲ばれる」的な。
廃線になる電車とかこのワードがぴったりだよね。


あと個人的にかっこいいと思うFOXのHOUSE CM。

最後こっちをHouseが向くところがたまらなくカッコいいし、
アナウンサーが若干早口な感じもカッコいいですよねー。


日本の番宣は結構ありきたり過ぎる。
TBSは番宣は面白いけど肝心の番組が面白くなかったり。

あとメディア、テレビについては堀江さんがこんなことエントリを。
メディアの未来/民主党政権 | 堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」
TVのビジネスモデル | 堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」

遂に一般にも分かる衝撃的データが出た。視聴時間で20代男性のPCインターネット利用時間がTVのそれを抜いたのだ。携帯電話でのネット視聴時間を入れれば完全に抜き去っているともいえる内容である。また、隣接する10代男性、30代男性も携帯+PCインターネット利用時間がテレビに拮抗してきている。

面白いデータとしては10代女性もPC+携帯ネットの利用時間がTVのそれとほぼ変わらなくなってきている。私が数年前に予言した通り、プロが作るTVコンテンツの面白さを、ネットの素人同士の双方向コミュニケーションの面白さが抜いたのだとも言える。消費者は正直だ。

しかし、TV局はどうだろうか?ネット進出のための効果ある策を打てている会社は皆無である。私は、4年前彼らにとってもネット業界と組むことが大事であることを知らしめたかった。それも、中途半端にネット関連企業にチョコチョコ出資してなあなあで役員派遣するとかそういう、ぬるい話ではない。心中するつもりでガッチリお互いのキンタマを握り合うくらいの関係でないといけない。それくらいの覚悟を示したつもりだ。じゃなきゃ、1000億の金を投入する覚悟はできん。

TVのビジネスモデルとして、双方向性を持たせるというのはあまり良いとは思えない。ある程度のリアルタイムフィードバックはあってもよいが、所詮マス相手の双方向だから、TV側で各視聴者に対するきめ細かなケアはできないだろう。

それよりもマス媒体としての特性を十分に活かした方向性に進むべきだろう。で、それ以外はネットを活用する。一番日本でうまくやっているのは皮肉なことだが、NHKである。彼らは受信料収入という大黒柱がある故、TVの将来をじっくり考え、その特性を活かす方向に大きく舵を切っている。

すなわち、番組再配信や双方向性はネットを活用し、電波ではドキュメンタリーや大作ドラマを十分金をかけて制作し、二次使用収入でも稼ぐという方向性だ。デジタル放送の画面のクオリティで十分に楽しめるコンテンツの製作に特化し、下らないバラエティ番組は極力避けるという方針は正しいだろう。

クロスメディアってこういうことだよね。クロスメディア時代のテレビの生き方というのは従来のような広告収入に頼るのではなく二次使用料収入で稼ぐと。
そうなると今までドル箱だったテレビから手数料取れなくなるので大手代理店としては結構ヤバい問題になるんだろうなとも思う。

いや、買収の件にしても言ってること、つかんでる本質っていうのはこの人が正しいと思うんだよね。

問題は伝え方。買収っていう方法が果たして最善だったのかという話はまた別の話になるしね。

だから、今錬金術のヒトと物凄くもめてるみたいですが、ぶっちゃけ僕は堀江さんの方が正しいこと言ってると思います。ただ、あれだけ反論にエントリ費やしてしまうと、凄くいいエントリでも何か拍子抜けだし、顔真っ赤な堀江さんを想定してしまう。いや、失礼に値するのはわかっているが。

凄く賢い人だと思うし、本質を捉えるのも早いと思う。ただ、本質を求める方法は結構乱暴に決めてしまっている気がするな。と思います。