足ることを知らず

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フィリピン旅行で気づいたこと

3/25〜3/30までフィリピンに行っておりました。
いろんな理由があったのですが(外国行きたかったとか、一人旅行したことなかったのでとか)元々コミュ力が高くないうえに、出不精の人間なので、すごく楽しかったかと言われれば、ぶっちゃけ微妙。入国後10分で道を間違えて、アカン場所に入ってしまい、強盗まがいされて、正直ビビりまくりでほとんどアクティブに動いてませんでした。

ま、それでもいろいろ気づきはあったので、ざっと書いてみたいと思います。


マーケティング・経営関連

夜遊びとかまったく出来なかったのですが、やたらショッピングセンターにはいきました。
店の場所とか暗記するレベルで。


・気候が違うから、メインブランドやメイン商品ドメインが異なる。
⇒たとえば、スタバならフラペチーノがメニューのトップ。売れる商品帯がまったく異なる。(これは日本の夏がずーっと続くと思った方がいい)

・高級感やホスピタリティを立地や設備、教育ではなく、人数でカバーしている。
⇒おそらく、人件費がとても安いので、仕事が細分化されている。一店舗あたりの人数が多い割に、皆暇そう。これ、日本だとまったく逆ね。人件費が高いからオートメーション化されて、すき家みたいになる。たとえば、またスタバだけど、カレッタ汐留サイズのスタバで受付2人、コーヒー担当2人、片付け1人(これビックリ)、拳銃付ガードマン2人


・棚が全体的に高い。見せようというよりはいっぱい並べようという感覚。

・Jolibeeがマクドナルドを圧倒。少なくともハンバーガーショップマクドナルドに勝っているブランドがあるというのは驚異的。ファーストフードであれば、負ける理由もわかるけど、提供商品はそこまで多く変わらない。日本でいうと、ロッテリアマクドナルドに大勝利状態。
フィリピン人に聞くと、米と味と価格って言ってた。

セブン-イレブンは食料中心。CPG系のものは置いていない。ソフトクリームの売れ方が異常。
⇒どちらかというと、ミニストップに近い形。小売りとしてのエクセレンスより、食に特化したコンビニになりつつある。

・PG、ネスレの棚を取る力は凄い。ローカルブランドはボロボロ。

スマホを裸のおっさんでもいじっている。ラップトップは絶対持っていなさそうなスラム街の人間もスマホは持っていたりする。


②国関連

・若者が多い。爺婆少ない。
・政治に対して明らかな不満。
・英語そんなにしゃべれる人いない。
・外国人観光客が逆に治安を悪くしている側面がある。
⇒楽して金を得る手段として「詐欺」「強盗」を思いついてしまう。




あまり途上国に旅行に行ったことはなかったのですが、
とにかく、いい意味でも悪い意味でもエネルギッシュです。
そして、未来への可能性をすごく感じる。それは、若者が多くて、単純さのある国だから、簡単に「動く」可能性があるなと。

ただ、経済の発展でいくと、日本のように爆発的な成長を見せる国が出てくるのかは疑問。
なぜなら、第二次産業がメインだった当時に比べ、今の富は第三次産業に集中しているわけだが、第三次産業すなわちサービス業のレベルが先進国に追いついてくるイメージがつかないなぁ。

そして、日本がすごくいい国だと感じると同時に、今の少子化の現状では、やはり守りの政策にはいらざるをえないと痛感。加えて、日本という国自体があまりに成熟しすぎていて、複雑なので、いろいろなものに縛られすぎている。ドラスティックには動ける気がしない。
安全なラグジュアリー観光地を目指してもいいと思うのですよ。その場合、移民はしない方がいいと思う。治安だけは失いたくないなぁ。移民=治安ではないのだが、シンガポールのように治安と移民を両立するには法律でガチガチに縛る必要があると思う。


ま、いろいろ気づけたし、今回の旅はいい旅でした。
また、4月中にマカオ行く予定です!では!