足ることを知らず

Data Science, global business, management and MBA

How to maximize the effectiveness of Super Bowl Commercials?

SuperBowlが間もなくということで、デジタル、オフライン共に前哨戦が取り上げられています。

マスメディアにおいて、こういうわかりやすい「枠」があるアメリカはいいなぁと思います。
逆に日本は中ぐらいのリーチがある枠がずーっとある感じで、テレビ自体は未だに広告のメインを貼っておりますけども、「顔になる枠」っていうのは少ないなぁと。

WEBだと、やはりYahoo!のような「顔になる枠」が存在するのですけどね。

下記では、1枠400万ドル=4億円の効果をいかに最大化するか、という課題に対し、セカンドスクリーンの重要性が説かれています。


Super Bowl Unboxed: How The Second Screen Could Save The $4M Ad 01/28/2014

The New Big Event Marketing Strategy: Planned Spontaneity | AdExchanger

Big Game, Big Data, Big Opportunity - Adotas

Data Reveals Top 10 Paid Search Campaigns for the Super Bowl - Adotas


結局、スーパーボウルという最高のリーチを誇る広告枠でいかに良いクリエーティブを出すか」という従来のわかりやすい競争ルールはとうに廃れていると思うのですね。

その莫大なリーチをいかに自社の深いエンゲージに結び付けるかという競争軸で考えるなら、クリエーティブ以外で戦わなきゃいけないわけです。
だったら、セカンドスクリーンでひきつけて、他のCMを見せずに自社と深いコミュニケーションを取ってもらった方が・・・。っていうのは凄く納得できる論理展開かなと。
かくいうウェブメディアは、プッシュ系のコンタクトが非常に弱いので、実はクロスメディアがユーザー任せになり、成立しにくいのですが、
LINEやE-mail(海外だと割と見るらしい)等、これからのプッシュコンテンツがあれば、本当のクロスメディアキャンペーンが成立するかも・・・。とか思ったりしています。

でも、もう少し考えてみると、やっぱりビッグコンテンツに付随する広告って、すごく邪魔なものだなと思ったりします。
どれだけ、かっこいいクリエーティブを出してこようが、結局みんなスーパーボウルが見たいわけで。
セカンドスクリーンに引っ張ったれ!っていうのは、あくまで広告主側の論理ですよね。
自分がユーザーだったら、スーパーボウルの隠れ選手名鑑とかあった方が、全然うれしい・・・。


リーチが広い、ビッグコンテンツがあると、そこに対して、どうやって差別化を図るか、といういろんな戦略が出てきて、アメリカのウェブ広告がどんどん進化していく理由がわかる気がします。