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日本のトイレのクオリティは異常

トイレオール個室化議論が進んでいるらしい。 | 堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」


僕も堀江さんと同じで、ゲリ(下痢)ラに襲われる傾向がある。
飲みとか暴飲暴食の次の日には、個室での長い戦いが待っている。

しかしながら、日本のトイレの快適さは異常である。満員電車の不快適さを取り返しているかのような広さ、適度な密閉性、荷物かけ。男子の小便所に対して、個室便所はビジネスクラス級の待遇がある。

ブラジルのトイレ
ブラジル旅行で最も不快だったのは、治安でも食でもなく、トイレであった。ブラジルのトイレは、というかトイレットペーパーは水に流れない。なので、必ずゴミ箱が併設されている。まず、そのゴミ箱を覗くときがたまらず不快である。
そして、日本方式に慣れ過ぎた僕は、ゴミ箱に入れるのを何回かミスっている。おしりを過ぎた紙を着水させるプロセスが身に染みついている。排便のように毎日摺りこんでいる行動というのは一度定着するとなかなか取れないのだ。
しかも、密閉性が低い。ちょっと下が空きすぎ。しかも狭い。僕たちよりデカい人達がほとんどの国でこの狭さは発狂レベルである。
しかも、便座が冷たい。座った瞬間突き抜ける寒気。出るものも出なくなってしまう。


伝家の宝刀「ウォッシュレット」
日本のトイレはそんな不快感はない。どころか、日本のトイレ様にはウォッシュレットという至上最強の機能がある。ブラジル旅行は4人で行ったのだが、このうち僕を含めた3人が重度のウォッシュレット中毒者で、「オシリに水を飲ませて出す」というウォッシュレット中毒者御用達の伝統芸がやめられなくなっていた。僕たちにとって、排便の後の清掃行為が乾拭きのみというのは極めて心もとない。ただ、ウォッシュレットという機能は美しい水の豊富な供給があってこその機能でもある。水が足りない地域や、そもそも生水に様々な菌が含まれている場所ではウォッシュレットは不可能だ。

トイレこそガラパゴス
日本のトイレのクオリティは諸刃の刃である。日本人はこのクオリティに慣れ過ぎている。そして、このクオリティは資源や経済、価値観のもとに恐らく世界に普及することはない。このクオリティのせいで、日本人は世界における適応力を著しく失ってしまっているかもしれない。
日本の携帯はガラパゴスだというけれど、トイレこそ真のガラパゴスである。
僕はトイレのせいで、海外に飛び出すことは難しそうだ。

最後に大先輩の素晴らしい作品を。
http://tototalk.jp/