足ることを知らず

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今更だけど、ニコニコ市場って結局「タグの広告化」なんだよね


ニコニコ市場に思うこと

勿論、ニコニコ市場を元に動画を検索する人はいないだろうから、タグとして機能しているかは別として動画に商品をタグとして結び付けていることに変わりはない。即ち、動画の性質を「商品広告」で説明しているということ。

広告側から見れば「コンテンツ連動広告」という表現になるだろうし、動画側から見れば特性を説明してくれる「タグ」の役割を果たしている。

これにユーザーが自由に編集できる「wiki」的要素を付加したのが大きい。ただ、そのせいでクライアントのブランドイメージ等は保証できなくなってしまったわけだけども。

そもそもコンテンツ連動広告って動画サイトにぴったりだよねと思う。再生するまでにコメ欄のところに表示されるネトゲのちょっとエロいバナーより全然効果高いんじゃないかと。もったないないのは、Amazonに依存しているので基本的に扱う広告対象が「物」になってしまうことかな。例えば、期間限定のニコニコ広告枠を作って、イベントの宣伝をしてみたり、関連するお店の宣伝が出来たりするとより広がりがある気がする。イベントとニコニコの親和性は高そうじゃないですか。

後は取引先の問題なのかな。もし上記が実現して莫大なクライアント数になると、もうニコニコ側だけでは管理出来ない。広告枠はあっても、そこに広告を出すクライアントと自社とのお金の流れや契約をどのように「機械的」に「透明性」を持って管理出来るかが勝負だと思う。


おまけ:最近気になること
ネット広告屋さんといっても「表現屋」さんと「システム屋」さんがいる気がする。上の話は完全に「システム屋」さん。勿論、営業とかは別にして。まぁ、ネット広告で営業って本末転倒な気がするけど。ここらへんが最近ごっちゃになってるなぁと。ネット広告のテクノロジーについて同期と話すと大抵「表現」の話になる。特に広告代理店。「こんな実例がありましたー」って。Googleがそんなアピールするかなぁと。クライアントが気にしているお金の流れという意味では論点はもっとマクロなところに移動していると思うのだけど。

逆に広告の世界から行くと、表現の世界にもっと踏み入れるべきなのかも。今はぐちゃぐちゃになっていることが問題だと思う。