- 作者: チップ・ハース,ダン・ハース,千葉敏生
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/08/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 21人 クリック: 301回
- この商品を含むブログ (58件) を見る
スイッチ。ちょっと論理的な自己啓発本。
象=感情、象使い=理性という対比で、そのバランスの大切さを説いています。
感情ドリブンがなければ、先の見えない領域に突っ走ることは出来ないし、理性がなければ、「正しい方向」を定めることもできない。「動」と「考」の双方が大事だということを結構何回も話しています。
- 作者: シーナ・アイエンガー,櫻井 祐子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/11/12
- メディア: 単行本
- 購入: 27人 クリック: 666回
- この商品を含むブログ (99件) を見る
「選択」の本質は何なのかということに関して、様々な心理学実験を用いて、実証的に述べられている書籍です。
実は、前述のスイッチと選択の科学は少しつながるところがあります。「一瞬の判断」による選択と「熟慮の末」の選択はまさに、象による決断と、象使いによる判断の違いがあるのです。
マーケティング関係者から、子育てその他人間関係に悩む方まで、少し本質的な考え方に立ち戻れる書籍です。
小噺としても面白いものばかりです。
- 作者: ヤンミ・ムン,北川知子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2010/08/27
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 226回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
そして、選択するにも、現在展開されている「ブランド」って、既に選択に寄与するほど「差別化」出来ていないよって述べているのがこの書籍。
この書籍では3つの差別化手法を述べています。
①リバースブランド
世の中の「本質的でない」競争に逆行するブランド。
例:メニューや枠、リンクをどんどん増やしたポータルサイトの中で、シンプルさを追求した「Google」
②ブレークアウェーブランド
消費者の分類知覚に対し、再定義を行うブランド
例:高性能アンドロイドとして登場しながら、その不完全さを「ペットとしてのかわいさ」に昇華したAIBO
③ホスタイルブランド
消費者に唾を吐きつけるように悪態をつき、期待を裏切ることで興味を惹かせるブランド
例:信じられないほどまずいという評判がありながら「心配なら、飲むな」という挑戦的なメッセージで消費者に媚びず、成功を収めたレッドブル
①〜③の複合例がAppleだったりするわけです。
- 作者: 豊田秀樹
- 出版社/メーカー: 東京図書
- 発売日: 2008/12/05
- メディア: 単行本
- 購入: 12人 クリック: 75回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
Rでニューラルネットワークやりたい人は是非。
ただのtipsだけではなくて、ニューラルの原理原則も書いてあるので、非常に「実用的」。ただし、パッケージの「neural」が現在CLANにはないので、別途ダウンロードが必要です。
今はドラッカーのマネジメントを非エッセンシャルで読んでます。ネクストソサエティを読んでいると、若干古く感じられることもありますが、「観察者」らしいドラッカーらしい書籍だと思います。
選択の科学については、また書評を書くかも。
何回も読みなおしたい書籍だった。