足ることを知らず

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就職活動の失敗は波に乗ることから始まる。

就職活動がそろそろ本格化します。

いや、もう既に本格化してしばらく経つのかな?

僕自身も就職活動の相談をよく受けるようになりました。僕はそこまで就職活動を楽しいものだと思わなかったし、未だに日本の就職活動・受験のお祭り化の風潮には嫌気がさしています。むしろ、苦しく辛かった。それはきっちりと受け止めなければならない。「楽しい」と脳内麻薬でごまかすと痛い目を見ます。

就職活動は兎に角「他人に置いて行かれるのが怖い」時期です。次々開催されるセミナー、昼はOB訪問、面接もどんどんいれて・・・と、「予定を入れれば入れるほど」やった感だけが上がっていきます。波に乗ったような気分になるのです。

しかしながら、これはただ「流されている」に過ぎません。周りに置いて行かれるのが怖いから、方向性もなく予定を入れまくっているだけ。僕もそうでした。本当にお勧めしない。

恐らく、周りの人間とコミュニケーションを取るために人生のほとんどを捧げる構造である現代社会において、本当に自分のやりたいこと、自分にとってハッピーなこと、自分のビジョンを明確化できる時間はこういう人生の岐路ぐらいしかないのです。勿論、天才的な人や、プロフェッショナルの人々は常にこれを考えて、ライフワークと結び付けていますが、僕のような凡人はこの機会を逃してはいけない。自分とずっと対話することを求められる時間は人生で進学、就職、大病の時位だと思います。

就職セミナーや自己分析ツールに安易に頼ることもお勧めしません。あくまでツールとして割り切れるならいいと思いますが、そのツールを「埋める」ことが目的化するからです。セミナーに出まくること、ツールを使いまくることが目的になって、本来の目的である「自分がやりたいこと」とか「自分にとってハッピーなこと」は結局曖昧なままである場合が多いのです。

自分探しなんて、すぐに出来るものではありません。でも時間は限られている。だから、過去の記録に頼りましょう。昔の記録(卒業文集でも何でも)いいから堀り起こしてみてください。自分のルーツを知らずに、未来は構築できません。必ず、過去と未来はつながっているはずですし、そうでなければ、きっと面接の時に説得力のある言動も出来ません。

就職活動のお祭りに乗せられないこと。就職だけでなく、この機会に自分について考えること。波に乗るというのは、過去と未来が自分の腑に落ちてきた時だと思うのです。