足ることを知らず

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ブラウザのビジネスモデル

いや前から疑問だったんだけど、ブラウザのビジネスモデルってどうなってるんだろうと考えたことがある。

GoogleChromeは特殊な例としても、FirefoxOpera、LunaEscape等、色々出てしまっている割にビジネスモデルはよくわからない。


例えばgoogleのようなポータルサイトはご存じ検索連動型広告で儲けている。
また、ポータルサイトを通って向かった先のコンテンツサイトはコンテンツ連動広告が存在する。
要は広告収益で成り立っているサイトは多い。勿論、コンテンツの方は有料会員、取引手数料等様々な手法が用いられるビジネスモデルであろう。

ただし、ブラウザって、凄く大切なソフトウェアにも関わらず、課金されていないのだ。これがよくわからない。

わからなかったらググれカスということでググってみた。
なかなか出ない。

かろうじて出たのはOperaの例。

例えば、全世界で普及しているゲーム機のWiiやDSにもOperaが使われています。
これらを利用している人達が検索サービス(GoogleAmazonなど)を利用すると、検索サービス側からOperaにお金が支払われるようになっているので、そのお金で十分に会社を維持できるのでしょう。


chromeGoogleのページビューを増やすために、アクセスするチャネルを抑えるというのが大きな目的ではないでしょうか。以前、エリックシュミットが「我々はビジネスモデル上、ブラウザには出ない」と言ってましたが、あくまで補完的なサービスとしてブラウザを始めたため、ビジネスモデルに直接の影響はないということでしょう。

firefoxについても調べてみたけど、結局Googleから検索するごとにお金が入るシステムらしい。
これって事実上子会社みたいなもんじゃね?なんて思ってしまう。まぁ完全に寄生虫ビジネスです。ただ、この力関係って逆転しても全くおかしく感じないのは不思議。ブラウザ側がお金払って運営する形でもいいんじゃねと思う。その代り、ブラウザ側の方がお金を取るところが多くないと意味がないけど。要はブラウザってなかなか色んな所からはお金が取れないシステムというわけですね。



意外とつまらない結果に落ち着いたけど、こういう「そーいえば何で?」っていう疑問には結構いい気付きが含まれることが多いと思います。