就活生は2月中にこれ読んどいたら的書籍
なんか最近、読む本の数が増えてます。
忙しくなればなるほど、読みたい本が増えていく。
きっと脳もoutputをすると、inputが欲しくなるのでは?
なんて思っています。
脳の良いところは、そこまで休めなくても、バランスを崩すことがないということです。他のカラダの部位はあまりoutputとinputの絶対量を増やし過ぎると、不健康になりますから。
んで、最近読んだ本を書評チックに羅列していこうと思ったのですが、それならEvernoteでやれっていう話なので、これから競争が本格化する就職活動生にOB訪問や面接の間に読むべき本をチョイスしました。
敢えて2月にしているのは、まだ「就職活動に多少の迷いがある」人向けに書いているからです。だから、「もう俺は充分勉強してるし、面接のテクニックやロジックを高めたい」という人にはオススメしません。もっと基礎的で、皆が見落としがちなことについて、言及している本を選んでいます。
全部で5冊。
まず一冊目。
- 作者: 林野宏
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2012/12/19
- メディア: 単行本
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若干最初の方を読み進めていて、著者の自慢が多かったり、事例もバブリーな感じでちょっと損したかなと思ったのですが、BQという発想はなかなか的を射ていると感じました。
要は頭の良さ的なIQと、人間力的なEQと、感性的なSQにビジネス力を分解し、それぞれの役割整理と、環境の変化に言及しながら、今やSQを備えた人が必要とされているという結論を導いています。
特に難しい話は全くないのですが、西武百貨店の事例とか、セゾンカードの事例を実にわかりやすく上記のフレームで分解しています。ただ、定義が曖昧というか、なかなか文字化しにくい領域なので、MECEではありませんし、これをまんま面接で使うことはできません。
ただ、どうして、感性が必要とされるのかということを紐解いていくと、今の日本の置かれている状況や、必要とされる人材がわかってきます。深堀りすべき問題提起が多かったこともあり、まず一番はじめにチョイスしました。
二冊目。
世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア
- 作者: 入山章栄
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2012/11/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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えーっと、これは経営学者にとっての「ドラッカー」をしっかりと知って下さい。そして、「一般常識」の裏にある隠れた事実を知りましょう。それが、一番、人の脳を揺らします。即ち印象に残ります。
一冊目で出てきた「サプライズ」のある知識になるのです。
この手の部類の知識はとてもお得だということを覚えて下さい。何故なら、ドラッカーを崇拝して知ったかをしている人には「え、そうなの?」と自分の範疇を超えた驚きがありますし、知ってる人でも「最近の学生はよく勉強しているなぁ」とネガティブになることはありません。そもそもドラッカーなにそれ美味しいの?な社会人もいっぱいいるので、その人達にはこの本の話をしないで下さい。
ポイントは、「一般的に出まわっている情報に対し、意外性のあるファクト」というのが一番価値があるということです。もっと短くすれば「意外性のあるファクト」。これだけ。
あとは興味があれば読み進めて下さい。
三冊目。
- 作者: ホイチョイ・プロダクションズ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/07/12
- メディア: 単行本
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Amazonで酷評されてますが、これは僕ら若い世代にとっては「何故そんな非効率なことをドヤ顔で紹介してるの?馬鹿なの?」っていうくらい、バブル全開な本です。
ただ、今や日本のほとんどの会社が第三次産業のサービス業であり、更に第二次産業の会社のなかでもサービス業務をしている人間がほとんどだと考えると、なかなかこの本は侮れません。
重要なのは、この本が当たり前だと思っていた世代が、あなたの最終面接あたりで出てくることです。
彼らの常識を押さえとくのは悪いことではないと思います。
将来、こんな馬鹿馬鹿しい風習を変えるためにも、持っておきましょう。
四冊目。
- 作者: ケン・シーガル,林信行,高橋則明
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/05/23
- メディア: ハードカバー
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私は今後、windowsをポジるのでapple信者じゃないのですが、もうこの企業は完全に「成功事例」として取り上げられる回数が群を抜いているので、「どうやったら成功するのか」=「どうやったらアップルになれるのか」くらいの話になってしまっています。もちろん、企業には各々のポジションがあり、真似っ子しても意味ないのですが、ちゃんとアップルを知らないと、そもそもついていけない話が多すぎる。
さっきのドラッカーと一緒で、今、日本の意識高い系社会人はドラッカーとアップルが大好きです。だから意識高い大学生の皆も、そこは理解しとこうねっていう意図です。
次の本が一番ボクのオススメなのですが、それを後に回した理由は、それを見て、もう一度、一冊目〜四冊目を振り返ってほしいのです。どんな、理論が記載されていて、それはどう役立つのか。
五冊目。
イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ
- 作者: クレイトン・M・クリステンセン,ジェームズ・アルワース,カレン・ディロン,櫻井祐子
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2012/12/07
- メディア: 単行本
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圧倒的にオススメ。
最悪、これだけ読んでも良いと思う。
http://d.hatena.ne.jp/hajimenator/20130107/p1
友人が素晴らしい書評を書いているので、ボクは書評を書くことを避けます。
乱暴に書くと、人は誰でもカラダとジカンという資産を持っていて、それを適切に投資配分することで、幸せな未来を手に入れようとしている。でもその際に、誰もが陥る罠がいくつかある。
適切な優先順位をつけられないこと。
偶然と必然のバランスが取れなくなること。
(行き当たりばったりになったり予定調和になりすぎたり)
実際に行動に移せないこと。有言実行できないこと。
これが仕事に関わる範囲。
この本の素晴らしいところは家族に関しても言及している。ボクは家族を持っていないけれど、少し家族について考える良いきっかけになった。家族は、もしかすると自分が一番長く投資出来る人間なのかもしれない。
5冊読んだら、もう一度自分について、いろんな枠組みを使って考えてみると良いと思う。今まで「書かなければならなかったから書いていたES」が、「書きたいES」になったり、「力まないES」になったりすると思います。
最後に備忘録に最近読んだ本一覧
- 作者: Jonathan Rasmusson,西村直人,角谷信太郎,近藤修平,角掛拓未
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2011/07/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 42人 クリック: 1,991回
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アジャイル・ユーザビリティ ―ユーザエクスペリエンスのためのDIYテスティング―
- 作者: 樽本徹也
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2012/02/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: リック・トックウィグニー,アンディ・ブッチャー,和田浩子,門田美鈴
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2012/12/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 高橋信,トレンドプロ
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2004/07/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 涌井良幸,涌井貞美
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2010/11/11
- メディア: 単行本
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- 作者: 原田泰
- 出版社/メーカー: ワークスコーポレーション
- 発売日: 2010/09/02
- メディア: 単行本
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天才ダ・ヴィンチから学ぶ驚きの絵コンテ発想法!―アイディアが浮かぶ・伝わる・役に立つ (B&Tブックス)
- 作者: 大野浩
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2011/01/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 佐々木達也
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2012/09/19
- メディア: 単行本
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なんかまだあった気がするけど・・・
自炊する気もないので、しばらくは本に埋もれて生きます。