足ることを知らず

Data Science, global business, management and MBA

でーたびじゅあらいぜーしょん全盛期ですが・・・

"グラフの作り方基礎"みたいな話をセミナーでするので、地道に資料作る&本読み返すしてたんだけど、ちょっと備忘録程度に。

何のためのグラフ(可視化)なのか?
私もご多分に洩れず、色んなグラフのノウハウ本を買っては読み、買っては読み、付箋だらけになってるんですが、そもそもこの手のグラフ化は「How to say」のためのグラフ化だよなと。例えば円グラフの要素を3以下にするために、小さいシェアのものはその他に入れてしまうとかのテクニックは、「わかりやすく」する反面、もうそこから新しい発見はないんですよね。

即ち、言いたいこと「What to say」=メッセージングは決まってるんですよね。

ぶっちゃけWhat to sayを決めるのが分析においては死ぬほど大変で。。。勿論仮説を以って、What to say探しにいくんだけど、大抵フィットしなかったり。。。なんか面白いものを探したり、なんかを証明したりするために色んなデータの見方しながら、試行錯誤するわけです。

ちょこちょこ思うのが、そこって結構おざなりになってないか?っていう話。

コピーライターはWhat to say超大事にする
というか、What to sayで大体勝負が決まってしまっていて、あとはHow to say磨く作業なのですが、正直好き嫌いの領域なのですね。

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広告コピー関連で最高の教科書と名高い谷山さんの本でも散らす→選ぶ→磨くってプロセスを取ってます。
これデータ分析でも全く同じことが言えると思っていて。

・散らすでいっぱい切口を出さないと、そもそも選べない
→色んなデータを見て、色々な発見をしないとメッセージは決まらない。

・選ぶ時には、描写でなく解決に向かっているものにする
→そりゃそうだ的なメッセージにしない。行動を促そう。

・磨く際にはターゲットを意識してわかりやすく。
→グラフを見る相手が2秒位で言いたいことを理解出来ることがベスト。それくらいメッセージを洗練させて、情報量を削ぎ落とす。


まぁ、メッセージは仮説持ってやろうよってところで効率化できるけど、いずれにしても色んなデータを多角的に見ないといいWhat to sayは出てこない気がする。

なんかHow to say全盛期だけど
単純にそのお作法を知らないと、いいWhat to sayを掘り出しても埋もれるリスクが有るよっていうだけで、基本的にはいいWhat to sayを導き出してこそだと思う。

ダッシュボードは目的によりけりで、やり方変えないといけない。
・What to sayを見つける手間を省くためのダッシュボード
・Next Actionを促すダッシュボード
後者はHow to say磨くの大事。


ほんとに備忘録。