「プロフェッショナルたちの脳活用法」を読んで
正直言えば、茂木さんや勝間さんなど「いっぱい売れる本をいっぱい書く人」はあまり好きではありませんでした。
一冊にまとめればいいじゃんと思ってしまいますし。
だから茂木さんも例に漏れずあまり好きではなかったのですが完全に食わず嫌いでした。
最初の仮説通り、彼は科学者の机上の理論に拘る面も持ち合わせていながら、実在する人間の脳、感性を観察する実証検証家の面を持っています。
章は5本立てで
①ひらめき
②プレッシャー克服
③やる気
④創造性
⑤制約
と、プロフェッショナル達がいかにこれらを満たしているか述べられていました。
そして、それらの言葉に対し、茂木さんが脳科学の見地から章を纏めるという流れです。
この纏めが素晴らしかった。以前同級生に茂木さんを啓蒙している子がいて、その時は全く理解できなかったのですが
今ならはっきりとわかる。纏めも素晴らしければ、まとめたものをプロフェッショナル達の言葉を用いて親近感の湧くものにするテクニックも素晴らしかったと感じています。
一読の価値はあります。
僕の本には付箋が30枚近く貼られています。
「感覚遮断」アイデアを生み出す場所を持て・・・トイレとか、リラックスできて、情報が過多にも過小にもならない場所を見つけ出すのが良いアイデアへの第一歩。ただしそれまでに考えや知識を蓄積してパンパンにすることが肝要。
浦沢さんが寝ながらに考えを纏めることが出来るようになったというのはびっくりです。
一日32時間と同じようなことになっている気がします。
また、blogの中で引用できるところがあれば参考にしたいと思います。
というか、絶対参考になる本だと思いますね。この本に書いてあることが刺さるようになるということは
きっと普段いい話を然るべき人に聞いているからだと思います。
でなければ一つ一つの言葉の深みはわからないだろうと思います。