足ることを知らず

Data Science, global business, management and MBA

本質と原点

ある友達が、常に「本質を捉えるには原点を捉える」的なことを言っていた。

何故だろうと思っていたのだが、面接でも有効だったし、やはり「本質」を知るためのヒントは「原点」にあるかもしれないと何となく思っていた。

ただ、ずっと思考を止めないでいた結果、答えの手がかりの様なものは見えた気がする。
ただ「原点」の定義も「本質」の定義も曖昧なのでここで備忘録程度に自分が考える「原点」、「本質」の定義をしておこうと思う。


原点:原点とはその名の通り「一番初め」と捉えている。
例えばある製品があったときに「ヒトが何故それを使い始めるのか」
もう少し一般化して具体例を出すと「ヒトが何故、その製品の使用回数を増やし始めるのか」
というようなことである。即ちインセンティブの源泉を捉えるための「原点」かもしれない。

本質:本質というのは多少の条件・環境変化ぐらいでは否定されない恒常的なものだと思っている。科学的分野等に比べ、ビジネスではこの「本質」は圧倒的に似非であるが、それでも本質と非本質的なものの差は大きいと感じる。あるパラダイムにおいてはやはり「本質」は有効であるし、パラダイムを跨ぐものもある。これは「本質」に近づかないと見えない。


で、この二つが何故つながるかということだったのだが、一番初めというのは製品を出すときにその製品の最もコアな部分が着目されることが多い気がする。
即ち、第一印象が恒常的に続くような感じ。
即ち、製品が出てからしばらくすると様々な付加情報がくっついて情報の肥大化や条件環境の変化が起こる。だったら、何もついてない「一番初め」というのが注目するに値するのではないかと。まぁこういう抽象的な概念で説明するのがこの手の考え方では結構的外れなのかもしれないが。
うまく言えないけど・・・。