足ることを知らず

Data Science, global business, management and MBA

飾りの剥がれる瞬間

就職活動で最もキツい時、それは最終面接である。

そもそも就職活動をキツいと思わない人間がいる。

これは素直に自分の意見を言ったら、サクサク通ったとか、能力が高すぎて、多少会社の意図とはずれていても、会社が欲しいと思ったかどちらかである。



しかしながら、大体の人間は本音を建前で隠し、会社の意図に合わせて面接を進めるため、本当に辛い時期がやってくる。

面接が進んできて
本当に行きたくなると通らない。
そこに「緊張」と「本音」が生まれるからだ。


飾りが剥がれる瞬間なのである。


そこでも本音を出すためには「腑に落ちる」徹底的な自己解釈が必要である。

自己分析は実は「分析」ではない。自己「解釈」だと私は思う。

自己分析とは「自分に対する解釈」である。
その解釈を学者のように他人にしゃべる。

解釈だから「浅い・深い」が存在します。
人に話すから、解釈をうまくまとめる「概念構築」も必須。

自己分析をやり通すと自分が一本の線になるとお話する方も多いですが

所詮解釈なので「正しい」「間違い」はない。
そこにあるのは「深さ」と「わかりやすさ」の軸だけ。

ここで深さに拘りすぎて「わかりにくくなる」
わかりやすさに拘りすぎて「浅くなる」

これが自己分析の抱える辛さではないだろうか。

本音とは「自信を持った自己解釈」なのです。

誰も真理はわからない。ならば、最も自信の持てる解釈をというのは当然のことかもしれません。