足ることを知らず

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UCEEアイディアコンテストに参加してきました。

先日、http://www.uceenet.org/idea_contest.htmlに参加してきました。
僕の企画は「対談」をテーマにした、とてもシンプルな提案だったのですが何とか賞も頂くことが出来ました。

個人的に「アイディアを出すときは感覚切断を行える場所が必要だ」という意見に大賛成です。
これに乗ってました。http://www.amazon.co.jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E8%84%B3%E6%B4%BB%E7%94%A8%E6%B3%95-%E7%94%9F%E6%B4%BB%E4%BA%BA%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E8%8C%82%E6%9C%A8-%E5%81%A5%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/4140882867

全国各地の様々な人達とお話出来たことだけではなく、ぐるなび会長の滝さんのお話を聞くこともできました。

その中で滝さんが仰っていた「破壊的イノベーション」の条件がなかなかに面白かったので記述しておきます。


①コストが2桁近く下がる
②非連続的な変化がある
③人々の生活に大きな構造変化を与える。

95年のインターネット商用化というのは正に「破壊的イノベーション」だったわけです。
この時に「千載一遇のチャンス」と捉えるか、「絶対絶命のピンチ」と捉えるかで今後の会社の行方は大きく変わるとも仰っていました。持論ですが、やはり経営者の方は基本的にポジティブな人が多いと思います。数字以上の前向きな姿勢があります。一方、誰よりも慎重であり、臆病であるという相反した一面がなければ良い経営者にはなれないと思いますが。

話は脱線しましたが、間違いなくこの「破壊的イノベーション」にうまく乗ったのはgoogleだったりAmazonだったりしたわけです。この2社に関しては、滝さんも「日本ではありえない成長」と仰っていました。

一つはエンジェル投資家の存在です。リスク定量化で何でもかんでも決めない人。昨年シリコンバレーに行ったときに平さんというエンジェル投資家にお会いしました。彼は「ヒト」で投資を決めると仰っていましたね。ある時は鮫のステーキを食わせて、その反応で投資の有無を決定したそうです。こういう投資家が育つ土壌では何が出来るかというと、ベンチャーでも豊潤な資金で初期投資が出来るわけです。上に挙げた二社は最初のうちはひどい赤字でした。googleポータルサイトにお金を出して検索窓を置いてもらっていたし、Amazonアフィリエイトも置かれるばかりで買われないという大赤字の状況だったのでしょう。

勿論、多くの初期投資をかけて目が出なかったベンチャーもいるでしょう。しかしながら、失敗を恐れてはイノベーションの波に乗れないし、ましてや創ることなど夢のまた夢だと感じました。