足ることを知らず

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前提条件を変える勇気

ここ数週間は色々と壁にぶつかった時期でした。
上達したと思った英語に関しても、まだまだだと感じることも多かったし、ちょっとしたことで物凄くショックを受けるような自分の弱さもありました。

で、そんな時に限って、人というのはドカ食いをしたりして、体重があり得ない方向に急成長したりするわけです。

こういう負のスパイラルというのは誰でも起こるものだし、誰にも避けられないものなのです。

何故か?それは人間が色々な前提条件の元に正のスパイラルを作り出そうとすることが多いからです。所謂エリートと呼ばれる層や日本人のように真面目な人間だとよりその傾向が強いです。

かくいう私もある前提条件の元に何かを突き詰めることが大好きで、コツコツと努力することに多少長けている方だと思います。ただし、このタイプは一度沼にハマれば、どこまでも潜り込んでいく傾向にあると思っています。
例えば、わからない単語があったら、毎日数十単語を覚える努力をする。これ、簡単に言いましたけど、毎日ずっと続けられる自信があるでしょうか?僕はあります。熱だろうが、旅行中だろうが、必ずそれを出来る自信が。
ただ、このタイプこそ超危険だと思うのです。まず、何を以って毎日数十単語を覚えたとするか、この定義を曖昧にすると、そもそも継続の判定自体が出来ないので、例えば、メモ帳に単語を書き、それを調べ、例文を載せ、3回暗唱することを目標にします。しかし、それは会話の中でその単語が使えることとは決定的な差異があるのです。


重要なのは疑うこと
僕は日々の業務の中でも「もっとうまくできなかったのか」ということを物凄く大きな視野から考えることを大事にしたいと思っています。当たり前を当たり前ではないと考えることは勇気が必要です。それまで努力してきた前提条件を全部手放すことは全ての人にとって簡単なことではありません。

でもあなたが、その前提条件をずっと保持していても世の中はその前提条件を破棄していくのです。そして、破棄したリスクを取った人間が成功していきます。ずっと同じことをコツコツ出来る能力は間違いなく素晴らしいことです。
しかしながら、それは意識的にリスクを取っているわけではなく、無意識にとても大きなリスクを背負っていると考えて置いたほうが良いと思います。