足ることを知らず

Data Science, global business, management and MBA

未来予測本というジャンル

最近買った書籍・読んだ書籍まとめ




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一冊目。ドラッカーの本。噂に違わぬ面白さで一気に読んでしまいました。ビジネス書なのに、これだけ「その人間の思考」自体に興味の持てる書籍は珍しいと思います。


二冊目。高齢化社会の話をもう少し掘りたくて買ったのですが、なかなか面白かった。重さが全てを支配していた時代から、軽さ、若しくは重さを持たないものが権力を持つようになってきたという表現が面白かったですね。

三冊目以降はこれから読みます。今日買ってきました。


さてさて、この五冊全てに共通するのは「これから世界(日本or僕ら)はどうなるの?」という質問に著者なりの切り口とセグメントで応えているという点です。

「未来予測本」とでもいいましょうか。

何故、このジャンルを集めはじめたかというと、一点目に「今の時代の流れ、そしてどこに大きな流れが向かっているかを簡単にでもいいから知りたい」。即ち、五冊を読んで、共通するエッセンスを抜きとりたいということです。

まぁ初めの二冊で大体の概略はわかってます。
どの書籍でも述べられていることは

・構造変化が速く、「ルール・価値観の変化」がこれまで以上に速いスパンで起こっている。

ということでしょうか。デティールは著者によって違います。量と質のルールを掲げたり、ローカルとグローバルのルールを掲げたり、色々。
ただ、スパンの早い世界では「未来予測」の価値って下がる気がするのだが・・・。というのは冗談で、切り変わりの速い時代だからこそ「先見の明」を鍛え続けることが大切なのだと思います。


そして、何より大切なこれらの書籍の価値は著者の「情報収集」→「理解・構造化・解釈」→「仮説構築」→「表現」

までが全て含まれているからです。

例えば「収集」→「表現」といってしまうような書籍(過去の事例の分析に留まる書籍)はネットでいいかなと。Wikipediaで十分だと思っています。

次に「収集」→「理解・構造化・解釈」→「表現」というのは今までよく買っていたのですが、意外と同一見解が多いため、「表現」の勝負になるところも多かった気がします。ロジカル本なんて経験なんて関係なくいかにうまく表現するかに良著かどうかがかかっていた気がするし。表現に依存しているために人によって評価が大きく分かれる書籍群でもありました。


で、今回の未来予測本というジャンルは「仮説構築」がメインに来てるんですね。これが大切。過去の事例を出して、「あのときこんな仮説がありました」とはモノが違う。その人の思考の癖、モノに対する考え方等のすべてが含まれているのが「仮説構築」です。


例えばドラッカーと堀江さんだと仮説構築で予測する未来のスパン(何年間)も違うし、その範囲(業界・分野等)も全然違う。ドラッカーは人間・社会観察自体が好きなので総花的に社会を俯瞰しながらセグメントを切って「狭める」仮説を立てていくのに対し、堀江さんは自分に関係のある分野を見て、ここは論理的に考えればこうあるべきだというような「広げる」仮説の立て方をする。


実に面白いのです。そして、読書の醍醐味って活字でしか出来ないこういう深い洞察を通したコミュニケーション(相手には伝わらないけど)にある気がします。

少し長くなりましたが、書評等についてはまた後日。