足ることを知らず

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ギャンブルとマーケット(株・債券)

よく、株のことを「所詮ギャンブル」という方を見ます。


本気で株をやっている方からすると「何を言っているんだ。白痴か」というレベルの発言なのですが、見方によってはそんなにおかしくない一言である気がするのです。


「ギャンブル」=「博打」なのですが

博打=運に任せる行為というのは実は違う気がしています。それは博打を行う圧倒的大多数の行動が「運に任せている」からであって、博打は必ずしも「運に任せている」わけではないと考えています。例えば、パチンコが「運任せ」のお金の出し入れであるならば、その胴元も「運任せ」のお金の出し入れを行っているはずです。でも、そんなことはありえない。試行回数が多くなればなるほど、その博打は本来の収束値に限りなく近づくからです。だからパチンコ屋というのは莫大な試行回数(台数、時間共にフル稼働であれば)をかけて博打を確実に利益を出す手段に変えているのです。

この仕組みに関して、「パチスロ」というのは「設定」が存在し、店側が「見せ台」を作ることができます。これを狙っているのが「パチプロ」という方々です。パチンコでも「釘」という「設定」がありますが、これはイマイチわからないので(釘に関しては極めて難しい問題があります。)置いておきましょう。このパチプロに向いているのは「数字に感情を含めない人」です。どういうことかというと、1000円の投資で1万円返ってきたときの9000円と3万円の投資で3万9000円返ってきたときの9000円を全く同様に扱えることが重要なのです。

大抵の人間はこの9000円を同じ様には扱えません。

この素養は実は株をやるヒトにも必要だと思っています。

3000万円儲けても100円投資することに対する感覚を失わないことが凄く重要なのではなんて、考えています。