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「コメダ珈琲」の気になるウワサを検証してみた! | NewsWalker

名古屋の喫茶店の代名詞とも言える「コメダ珈琲」。東海エリアで圧倒的なシェアを誇っており、今では関東や関西にも店舗を広げている“ご当地喫茶店”だ。

コメダ珈琲」といえば、ボリューミーな「モーニングセット」に代表されるように、東海喫茶店文化が色濃く根付いている喫茶店。そのため、巷では多くのウワサが流れているのだ。そこで今回は、「コメダのモーニングに小倉がつく!?」「ぬるめのコーヒーが飲めるってホント?」など、様々なウワサを検証してみた。

このニュースがmixiで800件以上の関連日記を集めているのを見て名古屋人の郷土愛とコメダも全国区になったかという嬉しさを感じた。

ちょっと前にコンサルで喫茶店の調査をしていました。
コメダ珈琲店は本当に特殊で、ほとんどの店舗に10台程度車の停まれる駐車場が存在し
店の規模もスタバやドトール等とは違い、大きめ、ゆったりという感じでした。
ついでにドトールの店舗の出し方は「密集地域にこれでもか」とばかりに出すという戦略でした。
スタバも同じかもしれませんが、スタバの方は明確なブランディングと忠実なドミナント戦略をを展開しています。

コメダが首都圏に出ても流行るかどうかはわかりませんが、
名古屋において大きなプレゼンスを誇っているのは事実。

面白いのは、コメダが満員になっていたのは実は休日の朝だということです。
家族全員でコメダで朝食という風景は珍しくなく、逆に会社に行くお父さんがコメダに行くことは少ない。

スタバやドトールではまったく逆のことが起こりますからね。

名古屋人は味覚の特殊性を良く挙げられますが、意外と消費の在り方っていうのも特殊かもしれません。




アルコール0.00%!「キリン フリー」が異例の売上げ | NewsWalker

世界初の“アルコール0.00%”のビールテイスト飲料という触れ込みで、発売前から期待感の高い商品だったが、発売初月で約34万ケースを販売。5月下旬には当初の年間販売予定数だった63万ケースを超える見込みだという。
ガソリン代が落ち着き、ETC搭載車の高速代が1000円になって休日にドライブを楽しむ人が増えるなど、追い風も吹いた。発売イベントを開催した高速道路(東京湾アクアライン)の「海ほたるパーキングエリア」では、週末のビールテイスト飲料の販売数としては異例の約150本を記録。発売後も同社には「いつでも飲めるのがいい」「運転者も含め、参加者全員で乾杯できた」など、予想を上回る反響が届いているという。

「アルコールが0.00%ですので、運転前をはじめ、これまで飲めなかった様々なシーンで安心して楽しめる点がご支持いただいているようです。当社お客様センターでは、現在も毎日平均100件以上のお問い合わせがあるんです。最近の飲酒運転防止や適正飲酒などの意識の高まりもあるのではないでしょうか」(同広報部)。


講義でキリンの経営戦略、新商品戦略もやってみましたが、これは思いつかなかった。
飲酒運転への関心の高まり・高速代が安くなるタイミング等を考えても、完璧に近いマーケティングと発表タイミングだったのではないでしょうか。

これは少なくとも飲酒運転・高速道路というoccasionが存在しないと成立しない製品ですし、
「人はどうしたらビールをもっと多く飲むのだろう」や
「今まで飲んで無い人はどうしたらビールを飲むのだろう」という発想ではなく

「今飲んでいる人で、飲みたくても飲めない時っていつだろう」
「ウチでソリューションを提供できないだろうか」

というぶっとんだ発想が不可欠なんですよ。

そもそも、キリンの「アルコール部隊」がアルコールなしの飲料を出すということ自体、凄いことだと思うんですよ。何故なら、ビバレッジという会社が存在していて、結構な線引きがあるはずだから。

これを見て、日本の製品開発はまだまだ死んでないと感動しました。