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英国王室とプレミアトップチームの共通点

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イギリス王室の首長であるエリザベスと、誰もが知るマンチェスター・ユナイテッドの名将ファーガソンの共通点の記事。

少なくとも、王室もフットボールクラブもファンを楽しませ、そしてある程度の尊敬と威厳を保つ必要がある。

その上で重要になるのは、新しいタレントに対するドラスティックな対応、ディシプリンを徹底的に守るきっちりとした態度と、そして命令違反者に対しての対応、この3つをミスすると、組織的なブランドリスクにつながっていくのである。

 

ファーガソンは、これをうまくディビッド・ベッカムや、ウェイン・ルーニーに適応していった。エリザベスは過去50年以上、彼女のルールをうまく当てはめている。ダイアナも新しい加入者としてロイヤルファミリーを変えようとしたが、結局首長の強さは揺らがなかったと思う。

 

昨今問題になっているメーガン、ハリーの王室離脱についても、非常に難しいバランスをくぐり抜け、エリザベスはクリアーな決断を下した。旧来の組織従属者と世論と新しい加入者全員が納得せずとも、最低、2つの組織が納得する結論を導き出すのが首長としてのミッションであるし、エリザベス女王は見事にその任をこなしたと思う。