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CUT-Inの法則・フレームワークの意義

ネットメディアで大流行するCUT-IN(カットイン)の法則とは - のまのしわざ


1920年代にAIDMAを提唱したアメリカの応用心理学Micheal Tormaが提案したのがCUT-INの法則らしいです。AIDMAでいくとAttentionを詳細に説明したもののようですね。

1. Catchy (奇抜性)タイトル、見出しに訴求力があることを指す。
2. Useful (有用性)利便性や効率性向上などメリットが得られることが伝わることを意味する。

3. Trendy (話題性)出すタイミングや出し方
4. Interesting (面白さ)興味を引く面白さの演出を施す
5. New (目新しさ)単なるニュースではない、ユーザーに知られていないもの


結構この話はフレームワークとしては「ネタ」として扱われているようです。まぁ、確かにフレームワークとしては実用性や厳密性がないのかも。


それよりもこの一言が響きました。
「CUT-INの法則」 | アドマン3.0=人事になりました。

フレームワークを使って思考していれば、フレームワークから漏れる事象が出てくる。その「漏れる事象」を認識することから、新しいフレームワークが生まれてくる。

こういう抽象化思考、非常に大切です。

フレームワークは具体的事象の抽象化による「構造化」であって、変化があれば勿論その構造は変化する。ということを言っています。
素晴らしいと思ったのは「どこでいつ、何が等の構造的な把握をすることで論理的な意思決定が可能である。」というそもそものフレームワークの意義に時系列的な価値観を取り入れて「構造を理解していれば、その変化も敏感に感知できる。新しい構造化が可能になる。」新しい意義を述べているわけです。フレームワークという手法が議論や解釈にのみ使われているだけでなく、仕事自体に組み込まれていることがわかります。

かなり感動しました。