足ることを知らず

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ホリエモンがいいこと言った!

http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001517

いいものはそれなりの値段がする。消費者は安くて品質のよいものを求めるけれど、それは当然だけれども、安易に応じて無理をするから企業がおかしくなっていく。企業の立場からは「安い商品を不当に求める世間が間違っている」とは言えないのもわかるけど、無理を続けた結果が、賞味期限切れの食品、各種のリコール、汚染米などの根になっているのだと感じます。

 特に農産物をはじめとして、現代人は食品にお金をかけないです。中国産の冷凍ギョーザ事件にしても、少し考えればあんな値段で冷凍食品が買えないことはわかるはず。100円や300円といった低価格なメニューをそろえる外食産業もありますけど、そんな無理が「名ばかり店長」を生んだ一因とも考えられます。
 モノの値段が不自然に安いのは、その分だけ誰かが割を食っている証拠。企業と消費者の双方が歯止めを掛けるべきだと思います。

最近の「安い」への飛びつきは結構問題なんではないかと思う。確かに、「何食っても一緒」ならば経済行動として「より安くて栄養のあるもの」というのは全く間違っていない。でも、バブル崩壊以後、逆バブルが起きてきたのも事実ですよ。今日もテレビで特集してたけれど衣料品なんて今布きれ買うより安かったりする。衣料品は衣食住の中でも一番必需から離れているから多少クオリティが落ちたとしてもまだいい。
でもね、食と住の逆バブルは絶対にあってはいけない。人間以外の動物で「食と住」手抜きする動物いますか?行き過ぎた低価格へのバブル(バブルという表現が間違っているかもしれない)が「あるべき労働価値」を0にする方向に過敏に移動してしまった。安けりゃいい生活できるってわけじゃないからね。デフレスパイラルになるだけですから。食と住だけは譲っちゃいけないところだと思うんですよね。「生物」として。

Googleはクリエイティブにあふれた企業というより、技術インフラの強い会社だと思います。そして特筆すべきは、検索結果を速く表示させるために、サーバを安く大量に調達して巨大なデータセンターを構築した点です。僕らも同じことをしていたけれど、サーバ1台当たりにコストを掛けすぎていたし、短期的な利益を考えて積極的な投資をしなかった。今考えると、とにかくサーバを並べてハードウェアの力でデータ処理すればよかった。なぜそれができなかったのかと、今でも後悔していますね。


Google以前行ったことありましたけど、びっくりしたのはほとんどのエンジニアは「検索の正確性、スピード」という機能を高めることだけにずっと力を添えてましたよ。要は単一機能を高めることにほとんどの時間を使って、20%ルールで頭休めてたっていう印象を受けたんですよ。決してクリエイティブ集団なんかではなかった。表面的な社屋とか文化は創造的かもしれないけどね。だから、堀江さんのいう「インフラ」というのは極めてしっくりきました。

うん、やっぱり、時代の寵児と言われた人にはそれだけ何らかの理由があるのですね。