足ることを知らず

Data Science, global business, management and MBA

内田さんのブログから

Krispy Kremeの戦略

http://uchidak.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/krispy-kreme-b2.html

物凄く面白かったのは「差別化されていない」にも関わらず、何故「顧客が並んでもドーナツを買う」という現象が起きているかである。

僕自身、買ってきてもらったことしかなくて特に美味しいと思ったこともない。コメント欄の最後にもある通り、本土ではダイエーユニクロのような低価格ブランドなのである。

だが、未だに「お洒落」のイメージはあるし、お土産や差し入れとして持って来る人は多い。

差別化が商品でなされているとは思えないが、例えばミスドなどのチェーンドーナツ(もしくはチェーンデザート)と比べると「持ち帰り」である点や大規模高級ビジネス施設への立地等、「おしゃれで気軽なおやつ・差し入れ」としてのポジションは確立出来ているかもしれない。

「並ぶ」という点を押しだしている方もいらっしゃるが、世界全土でこんなに並ぶのが好きなのは日本人だけではないだろうか。語弊があった、「並ぶのが好き」ではなく、「並ぶのに耐える」である。
うちの母も「待てない男はうんたらかんたら」と良く話す。いつの間にか「並べる器の大きさ」という価値観を植え付けられているのかもしれない。




マドンナの戦略

http://uchidak.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-7e36.html

古いコンテンツというのは確かにポートフォリオの割合を変えることで対応した方が、新しいコンテンツ媒体に出ていくよりも良いのかもしれない。特に新しいコンテンツ媒体では代替不可能な「コンサート」ならば、その魅力を差別化できる。

これについては、日本の古い媒体が真剣に考えねばならない問題ではないだろうか。テレビ局はもしかするとイベント屋になっていくのかもしれない。